実るほどこうべを垂れる稲穂かな。あと2週間ほど、お盆のあと収穫になります。コメ不足ってなんですか?と思うほどの稲穂の海。風が吹くときれいです、熱風ですが。
2024年のコメ不足による米価高騰は流通の段階で起きていることです。2023年の収穫のときは例年どおりに出荷しました。世界の飢餓は流通を変えればなくなるとも聞きます。農産物の流通は人間社会に大きな影響があります。
田舎でのんびり暮らしたいって思う方は多いですが、昔から、具体的にいうと奈良時代の班田収授法か江戸時代の新田開発から生活しているので文化的には余裕があるだけです。実際の農作業は植物の奴隷みたいになります。お米だと枯れないように水管理をして、肥料もあげて、コメだけ育つように雑草を刈って、病害虫に遭わないないように薬も撒く、至れり尽くせりです。
詩人金子みすゞが「大漁」で「浜は祭りのようだけど海の中では何万の鰮(いわし)のとむらいするだろう。」表現してますが、農業も多面的にみると「動植物の遺伝子を増やすために汗水たらしてます。」になります。人間が得してるようで、動植物が得してる?
コメント