実りといえば秋なんですが、猛暑真っ只中の8月下旬に稲刈り、お米の収穫です。
もともとは、梅雨入りの5月下旬に田植えをして、雨水を利用して田んぼに水を張り、10月上旬の涼しくて乾燥した空気がさわやかな頃に稲刈りをして、稲穂を天日干しなんですが、この地域では秋の台風を避けるため4月下旬に田植え、8月下旬に稲刈りです。紀伊山地を水源にした用水が整備されているので雨が降ろうが降らまいが水は心配しなくていいし、乾燥も機械でするので天日干しの不安定さはありません。天日干しの方がおいしそうですが、その年の天候次第です。
田んぼの稲穂はコンバインであっという間にモミになります。コンバイン=結合するなんですが、刈り取り機と脱穀機を結合させた機械です。モミを乾燥させて、うすすり=もみ殻を取り除いて玄米、玄米を精米して白米、やっと食べられます。この間、早くて2週間。多くの工程を経てみなさんの食卓に並びます。
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